更新日:2015.06.03 - スタッフブログ
ヘルパーとして訪問していたころの話。
その利用者さんは音楽が好きでコンサートにも友達と出かけていました。サービス中も有線を流してきいていらっしゃいました。
お一人で生活。要支援の方でしたので、ほとんど自立されていました。買物もメモを用意して待っていてくださいます。
そんな日が5年位つづいたある日、庭先で転倒。大事なメガネが壊れてしまいます。
少しずつ、外出が減りました。
コンサートの話も出なくなりました。
買物は「いつものをお願いします」に変わりました。
そして・・・少しずつ認知症の症状が出始めました。
ずっと訪問していた私は今になって思います。
「あの時強引にでもご家族にお願いして、メガネを作り直してもらっていたら・・・」
一人で、今でも外出ができたのではないか?? チラシがきちんと自分でみることができて、買い物リストを作ることができたのではないか??
今なら、ご家族に絶対にアドバイスします。「入れ歯」「メガネ」「補聴器」大事ですよ・・と。