カンの良い方はピンときたかな? 今日は「おにぎり(おむすび)」のお話。
吉祥寺の常勤時代、先輩ヘルパーさんに同行して、調理の援助に入りました。買い物して、おかずの調理。ご飯をお茶碗によそって終了、かと思ったら、ご飯を三つの小皿に取り分けました。そして、ふりかけ、刻んだ梅、しょうゆと和えたおかかを、それぞれの小皿のご飯に混ぜ込む! それを、ま~るく丸める。ピンポン玉位の可愛い3色おにぎりの出来上がり☆(嚥下しにくい海苔は使いません)
そのヘルパーさん曰く、食の進まない利用者さんに、「少しでも沢山食べてもらいたい」と考えた結果、このミニおにぎりにたどり着いたそうです。お茶碗にご飯をよそってお出しすると、「多いな~、もっと減らして」と言われる。でも同じ量のご飯で、おにぎりにすると、ペロッと食べて下さる。
◎一口サイズで食べやすい
◎手でつまんで食べられる手軽さ
◎彩のよさで食欲アップ
などなど、色んな理由があると思うけれど、一番はやっぱり、「ヘルパーさんの愛情」が伝わってるからじゃないかな。
おにぎりを握りながら、「沢山食べて頂けますように」「体調崩されません様に」と想いを込める。次の日空っぽのお皿を見るのが嬉しいんだよね、とそのヘルパーさんは話してくれました。
その後の私のヘルパー人生、この一口おにぎり、たっくさん真似させてもらったな~★
手がご不自由で、お箸がうまく使えない方でも、これならお一人で召し上がれますよ。