更新日:2015.12.02 - スタッフブログ
先月の11月22日は毎年恒例になりましたが、【いい夫婦の日】。色々な芸能人が表彰されたりしていますね。以前訪問していたお宅のご夫婦を思い出しました。
ご主人が主介護者で奥様は重度の認知症でした。日中はお一人で看ていて、あとはヘルパーが一日3回入ります。寝たきりの状態でしたが、奥様の食事も着替えも介助しています。
ですから、昔からの習慣でストッキングも履かせています。ヘルパーからすると?! ズボンの下がストッキング??という感じですが、それが奥様のスタイルだそうで、たとえ奥様が認知症になってもそれは昔のきれいだったままの 奥様なのです。いつまでもあの頃の奥様と変わらず、言葉がわからなくても、しきりに話しかけます。
奥様が、ちょっと怒って大きい声を出してもちょっと笑ったらうれしそうで、入っているヘルパー全員でこの生活がずっとおくれるように・・・みんなで!頑張ろう! そんな思いにさせてくれる「とってもいいご夫婦」でした。
いつしかその平穏な生活はなくなってしましたが、なんだかこの日が来るたびに思い出します。