マネージャーの井上です。
介護の仕事をしたいけれど、不安・・・と思っている方、多いのでは?
「資格はあるけど、仕事はしたことがない」とか「資格をとってから時間が空いて不安」「時々、介護の仕事をしたい」
もし、迷っている方は、通院介助のサービスからはじめてみるのはどうでしょうか?
当社で募集している通院介助スタッフは、通院がメインの介助なので、それ程、重度の介護ではありません。 通院介助スタッフ募集
車いすを押したことがあるとか、外出介助が好きとか、そんな理由でいいんです。介助中に、「急変があったらどうしよう!」という心配も、「病院内」でのお仕事なので、大丈夫。
じゃあ、通院介助って何するの??という方もいるので、少しだけ通院介助の内容の説明をしたいと思います。
~通院介助の流れ~
自宅へお迎え
まずは、ご自宅に訪問します。(直行直帰の方は電車やバスを利用して訪問します)
起床 ➡ 更衣 ➡ 食事 ➡ 整容(お身体にあわせたお手伝い)
訪問した時に、まだお布団で眠っている場合は、起床介助から。そして、パジャマから外出用の洋服に着替えて頂きます。
また、食事がまだの方は、お食事の用意をして召しあがって頂きます。(検査がある方は食事は召し上がらずに出発)
場合によっては、歯磨きのお手伝いや髭剃りもお手伝いします。
その方の、身体状態に合わせ、起床からお手伝いする方もいれば、すでに用意ができていて、すぐに出発する場合もそれぞれあります。
出発(移動)
準備ができたら、いよいよ出発です。
診察券や保険証を確認します。場合によって残薬がいる場合には、飲んでいる薬も持参します。
一般的にタクシーを呼んでの通院が多いのですが、少しお元気な方や病院が近所にある場合は、歩いて出かけたり、バスに乗って出かけたり。
歩いていける方はお散歩がてらに外の景色や街並みをみながらの通院となります。車いすの方は介護タクシーを利用していく場合もあります。
受付(待ち時間)
病院に到着後は、受付です。受付表の流れを確認してその順番で進みます。
受付を済ませたら検査・診察を待ちます。
病院によってはどうしても待ち時間が長くなりますが、この時間は利用者さんとのコミュニケーションの場でもあります。訪問介護ではできない「お話相手」が唯一できる時間。もちろん移動で疲れてしまっている場合は、ご様子を見ながら、静かに見守ります。
この時間は水分補給もできるので、お聞きして水分補給をしたりすることもあります。
検査
事前に検査がある方は、採尿をお手伝いしたり、採血の為に検査室に移動したりします。
診察
いよいよ診察です。車いす方はそのまま、車いすで中に入ります。
利用者さんの判断力によっては、診察結果を一緒にお聞きする場合もありますし、プライバシー配慮の為、外で待機し、移動だけお手伝いする場合もあります。
診察室に入る場合は、先生から言われるお話をメモを取りながら聞き、書きとめます。
服薬の状況や、生活状況、食事の内容なども詳しく説明されるので、しっかりと聴き取ります。
そして、次回の通院日時も確認します。
とはいえ、自分の通院の時や親の通院に付き添ったときと基本的には一緒です。普段の通院とそうは変わりません。
トイレ介助
途中排泄の介助が必要な方は、トイレ介助もお手伝いします。見守りでいい方は、そばまでついていって、安全にトイレに行けるように見守ります。
会計・お薬とり
会計は、ご自身でお支払いできない方の場合は、一緒に確認しながら清算します。今は機械での支払いもありますので、その都度、ご本人に確認し、難しいところをお手伝いします。
会計が済んだら、薬取りです。院内処方や院外の場合は薬局まで一緒に行き、お薬とりをします。後日薬取りの場合もありますのでその場で確認をします。
帰宅(移動)
自宅までは、タクシー又は電車・バス、歩いてなどで帰宅します。
帰宅後のお手伝い
自宅についたら、お着替えの手伝いをします。ここまでで、退室して終わる場合もありますが、その方の状態によっては、昼食や夕食の配膳など、お手伝いすることもあります。
また、お薬が出ている方の場合は、薬を指定の場所にもどし、お金を預かっている方の場合は、清算し出納帳やノートにかきとめます。
通院結果の報告
事務所に、通院結果の報告書を提出。
他のヘルパーへの引き継ぎがあれば、報告してください。(次回の通院日の報告、薬の変更や食事内容の注意点、その他日常生活で気を付けること等の注意点)
ここまでが一般的な通院介助の流れになります。
通院は、私達自身が通院している流れとほとんど変わりはありません。検査が多い、複数の科を受診するくらいの違いです。
もちろん、介護を始めたいけれど、車イス操作に自信がないという方もいますが、これは練習をすればすぐに慣れます。利用者さんとのコミュニケーションが不安という方は、ここでの待ち時間のコミュニケーションで一気に距離を縮めることができます。
病院は怖い・・・とか、検査結果が不安・・・とか、病院内が複雑で分からない・・・という不安がある利用者さん。とても喜ばれるサポートです。
通院のお手伝いが喜ばれるもう一つの理由は、利用者のご家族にとってです。
ご家族にとっても、通院付き添いのために仕事を休まなければならない・・・という負担が減ります。
そして、私たちのやりがいも、とてもあります。
- 一人の利用者さんにじっくりと向き合えること。
- そして、それによって利用者さんやご家族に頼りにしてもらえること。
- 空いている時間に人の役に立てること。
もし、介護をしたいけど・・自信がないと悩んでいる方はますは、通院介助からはじめてみませんか?