マネージャーの井上です。
パソコンに向かっていると周りのスタッフの声がよく聞こえてきます。
パソコンを打ちながら、聴いていると(聞いているではありませんよ意識してます)
利用者さんの話、スケジュールの話、家族の話、介助方法、買い物で何を買ったか・・等
今日は忙しかったんだな?とか、
朝の急変の利用者は入院しなかった、良かったね とか。
特に、ちょっと癖のある利用者さんの話をしているのを聴いていると、
介護者であるヘルパーさんのストレスが膨大だなと思うときがあります。
ちょっとしたことで、怒られたり、こまごまと指摘されたり、でも・・大いに褒められてくる人もいます。
ただ、ヘルパーさんによっては、上手く切り返す人や、我慢して帰ってきて他のヘルパーさんに
相談する人さまざまです。
どんなにきつく言われても、
「でも、ほんとはきっと寂しいんだよね」
「話す人が欲しいんだよ」
とか、きちんと利用者さんの気持ちを理解しているよう。
そして、次の日には素知らぬふりしてまた援助に向かう
ベテランであればあるほど、言われることが楽しみ?(くせになるのか?)のようでもあってホッとします。
ただ、新人さんはそうはいかない。
怒られてしょげて帰ってくることもあるし、泣いてかえって来ることもあります。
そんなときは、店長がそっと悩みを聞いてあげたり、
先輩ヘルパーが「あたしも、そうだよ」と経験談を話してくれたり、みんななんだか気持ちが分かって励ましている。
メンタルの強い人、ちょっと弱い人、かなり強い人、様々なスタッフがいますが、
ちょっと自分の中の調整がうまくいかずに、バランスを崩してしまう人もいます。
見ていると
「自信がなくなるとき」
これが心身のバランスを崩すとき。
これは色々なスタッフをみていて感じる事です。
自分もそうでした。
仕事を始めてすぐのころ、
利用者さんが印鑑を押してくれなったこと(今思えば些細な話ですね~)がありました。
「なんで?自分だけ?援助に不満で押してくれなかったのかな?」
と帰りに自転車に乗って考えながら事務所に戻ってきて、先輩ヘルパーに聞きました。
「ああ、時々あるよ」
あれ?他のヘルパーさんの時もあるの??
「自分だけじゃなかったんだ!」
ある意味ちょっと自信がついて、大したことじゃないと思えました。
自信がない時は、前を向けないので視野が狭くなる。
本当は小さなことだけれど、それがとても大きな事件に感じるのです。
でも必ず、自分の中に「自身の持てるところがあるはず」です。
自分では、気づかないところもあるので、ちょっと自信を持てなくなっているスタッフに
自信をつけてあげること、良いところと褒めてあげること、
それが店長やマネージャーの仕事。
何でも熱心にやり、時々やりすぎる(笑)ヘルパーSさん、
言われたことをきちんと守るしっかり者のYヘルパー、
感受性豊かで、いつも優しい口調のAさん、
新人ヘルパーで奮闘中のKさん、
いつもあっちこっち走り回っている店長!
みんないいところ!
だからみんな自信をもって!!