マネージャーの井上です。
サ責による研修の3番手は池袋店です。
今回は「言葉遣いについて」
敬語の使い方の総復習です。尊敬語と謙譲語の使い方をそれぞれ考えてみます。
食べる ⇒ (尊)召し上がる (謙)いただく
見る ⇒ ご覧になる 拝見する
言われてみれば、難しい・・特に謙譲語は普段使わないと考えていてもなかなか
出てきません。尊敬語は仕事中にもつかっているので比較的ポンポン出てきます。
【みんなで考え中・・、あれ?あれ、なんだっけ??】
謙譲語は外部に対して、自分の事や家族、社内の事を説明するときに必要ですが、
一番見られるポイントでもあります。
謙譲語がスラスラ出てくれば、この人はきちんと言葉遣いができる人と判断されます。
ある本の中には謙譲語の覚え方として一番わかりやすいのが「武士が使う言葉」との事。
「存じ上げない」
「致しかねる」
「拝見する」
確かに時代劇のなかに出てきていますね(時代劇を見ない人はぜひ一度ご覧ください)
なるほど、昔から代々受け継がれてきた言葉だったのです。
さて、研修担当サ責からは後半の30分には「会話について」も意見交換の提案がありました。
利用者さんとの会話について、普段どういうアプローチをしているかについて
一般的なのは、お天気やどこに出かけた?やテレビの話題、スポーツの話題
でもなかなか会話が盛り上がらない、盛り上がったとしても今度は深くなりすぎて
ついて行けなくなる 🙁 など・・・困っているスタッフは多いですね。
あるヘルパーさんは、逆に聞き役に回ってうまく、会話を引き出すそう。
そのヘルパーさんは普段から利用者さんに「〇〇さんは、いろんな事知ってるね」といわれるようです。
私も気になったので、どこから情報を収集しているのか思わず聞いてみました。
すると、「テレビや携帯のニュース、ラジオです」との事。
携帯やテレビは確かに一般的ですが、ラジオは意外でした。
でも一番頭の記憶に残るのはラジオですね。耳から聞いているので、よ~く頭に残ります。
「〇〇知ってる?」と聞かれて、「私わからないです」と答えてしまったら、会話は続きません。
せめて、(聞くではなく)聴く力だけはつけておきたいものです。
人生の大先輩から教わる事は多く、その時代に生きた生活や習慣に驚くこともしばしばあります。
特に戦時中の話、その時のご飯の話、自分で洋服を作った話、聴ける時間はもう少なくなっています。
話す力以上に、聴く力もつけていきたい、話を引き出す力も必要。
「会話が続かない・・」
言葉を使える人間だけの悩みかもしれませんが、とても考えさせられる研修でした。