マネージャーの井上です。
今年度の社内研修はサービス提供責任者による持ち回りの研修です。
さて、吉祥寺店の今月の研修は「緊急時の対応について」
【研修の前の研修をして臨んだサ責Uさん♪】
まずは、当社で実際にあった利用者さんの急変時や、転倒などの事例を紹介です。
いったいどんな緊急事態が起こったか、
その時にどういった対応をしたのか、
サ責ならではでの現場知識もここで発揮しています。
もし救急隊を呼んだらどんなことをきかれるか?
住所や年齢、かかりつけの病院、持病、今電話しているのは誰か等・・・
さらに、
ヘルパーさんの週間予定、どれくらいの日数サービスに入っているか
(自宅でもし倒れていてなくなっていた場合は、警察に事情をきかれきかれます)
あとは、救急搬送時の持ち物です。
なるほどと思ったのは「靴」です。これも現場に入っている人ならではの見解。
すぐに自宅に戻る場合もあるので、これは確かにその通り!!
ヘルパーさんからの質問としては、緊急時事務所にはどのような内容を報告(何を)したらよいか??
あわてててしまうこともあるので、ある程度誘導してくれたら・・という
ような意見もありました。
訪問介護では当然ながらヘルパーが一人で対応しないといけないことがほとんどです。
もちろん、訪問してお亡くなりになっていたりということもあります。
転んでいるところを発見することもあります、
私個人の経験ではトイレの中で熱中症で倒れていて、ご家族に許可を得てドアを壊して救急搬送に
なったこともありました。つねに、元気でいるというわけではないのです。
だから、いつでも緊急対応に備えること。
そのためにはいつ、何を、どのように報告し、どうするのかという判断力を
常にもっておかなければなりません。
サービス提供責任者は繰り返し言います。
「何かあったら、すぐ事務所に連絡して!」
それは、いちへルパーに判断を任せるのではなく、チーム全体で利用者さんのケアに取り組むため、
全員で利用者さんを守るため、
そして、不安なへルパーさんの頼りになりたいためでもあります。
避難訓練と一緒で、毎年やらなければ身につかない、
じっさいにやらなければ身につかない、
いつでも起こりうると自覚すること・・今回はそんなことを伝えたかったのかなと
感じました。
サ責が自ら調べどのように伝えるか、そんな楽しみも私のなかでありましたが、
自分とは違った切り口で、なおかつ普段みせることのない「講師」役がなんだか
とても頼もしく感じられました。