マネージャーの井上です。
歩行介助って簡単だ。
そう思っている人は多いのではないでしょうか?
でも、実は車いす介助の方が介助者にとっては精神的には楽だったりします。
なぜか??
車いすに乗っている利用者が暴れたりしない限りは、車いすから落ちることはないから。
介助者のスピードで安全に移動ができるから。
それに比べ、歩行の介助は実は観察力が必要。
まず、本人の足の上がりや歩き方の特徴をよーーく観察します。
- 本人の歩行ペースも確認
- 左右に傾いていないか?
- 突然膝折れしないか?
- 疲れが見られないか?
- 段差を超えられるか?
- 足元は滑らないか?
それらの事を移動中はずっと注意しながら歩くのです。
突然倒れたりする場合だったりもなきにしも非ず。
だから、いつ倒れてきてもいいように側について、
手で支えられる位置に立ちます。
時々、新人ヘルパーさんの歩行介助をみると、
ちょっと離れて、側について歩いているケースが見られます。
介護を初めてすぐの時は、他人の身体に触れることにまだ慣れていません。
そうなると、無意識のうちに利用者の身体と介助者の身体が離れてしまうのです。
そんな時、ちょっとのつまずきで転んでも支えられなくなってしまいます。
そういう場合は、
「もっと身体を近づけて!!」とアドバイスをします。
とにかく側による事、(ピッタリくっつきすぎはいけませんが)、
常に転倒すると想定しながら歩くことを何度も繰り返し伝えます。
実は利用者さんの安心感にもつながります。
そっと、腰を支えられることって意外と安心感があってホっとするんですよ!!