更新日:2017.12.13 - スタッフブログ
「あなた介護士としてダメよ」
先日ある方のお着替えをお手伝いしていた時に、
久しぶりに 「ガツン!」と怒られました。
その方は車いすの長時間の外出で臀部がかなり痛くなってしまい、
「いたい・・」と何度か小さい声で繰り返して訴えていましたが、
どうしても体の位置を変えるのがお嫌なようで、
少し触れると 「痛い!」とおっしゃり、
なかなか体の位置をかえることができませんでした。
夕方になりお部屋に戻って、お着替えを始めた途端に、 不満が爆発しました。
上着の袖を抜こうとすると、
「痛いよーー!!」
「腕が抜けしゃうよ !!」
「そこは肘じゃないよ!!」
こちらとしては「早く楽なお洋服に着替えて・・」と思い、
急いでお手伝いしますが、少し時間がかかってしまいました。
お着替えが終わると、胸の内を話してくださり、 少し落ち着かれたご様子。
一瞬一瞬の記憶や集中力が途切れる脳の病気ではありましたが、
感情をぶつけて、指摘して下さったこと、介護士として 重く受け止めなくてはと改めて考えさせられました。
こちらが思うよりもっと、
自分に対して歯がゆい思いを抱いている事、
それを伝えることが難しい事、
人の手を借りることへの複雑な思い、
もう少し、その気持ちをくみとれたら、 ・・まだまだこれからです。