私は、小さいころから勉強しなさいと言われるとグスンとなり、今も変わらず特に数字が沢山並んでいるものにギャ~ッとなるのですが、書店でこの本を見かけた時、ピカリとひらめき少しは数字が身近になるかもと思い読んでみる事に。
数字を好きになったかは定かではありませんが、ペラペラとめくり目に留まった中に「美を支配する黄金比」という章がありましたので紹介させて頂きます。
人間が美しいと感じる『美』の基準が理論づけられているとの内容でした。
美しさを持つものには、1つの共通点があることが分かっており、「黄金比」という究極の美の比率として、ヨーロッパでは古くから知られているそうです。
長さで言うと、1対1.168(およそ5対8)で、名刺やテレフォンカードの縦と横の長さは、この黄金比が基になっているとのことでした。
他には、ルーブル美術館蔵の「ミロのビーナス」は、足元からおへそまでと、おへそから頭上までの長さの関係が5:8ですし、ダ・ヴィンチの「ウィトル・ウィウス的人体図」も測定の意図が明白であり、黄金比がいくつも隠されているそうです。
ギリシャのパルテノン宮殿や、エジプトのピラミッド、NYの国連ビルにも黄金比がみられるそうです。
自然界では、ミツバチの群れにおける雄雌の個体数の関係は、世界中のどのミツバチのどの巣を調べても雌の数を雄の数で割ると黄金比になるんだそうです。音楽や花の中にも、この黄金比が見つかるそうです。
人間が美しいと感じることを説明できるんだとこの本で知った瞬間、何だか未知の世界を知ったようで、数字にではありませんでしたが、意欲をそそられた気がしました。
吉祥寺店 I